主要企業のAIエンジニア求人実態レポート【2026年版】
この記事の要点(2026年・公式採用ページ集計)
AI採用で知られる主要35社の公式採用ページを2026年に直接集計したところ、件数を公表している8社だけで合計96件のAI・機械学習エンジニア公開求人が確認できました。最多はサイバーエージェントの36件で、生成AI・LLM専門の求人が各社で独立して立つなど、採用の重心が生成AI領域に移っています。
本レポートは、AI採用で知られる主要35社の公式採用ページを直接集計し、AI・機械学習エンジニアの公開求人の実態をまとめた年次レポートです。転職メディアの伝聞ではなく、各社の採用システムから取得した一次データに基づいています。
集計方法は本ページ末尾の「調査方法」をご覧ください。求人数は変動します。応募時は各社公式の最新情報をご確認ください。本レポートは月次で更新します。
35社
調査対象企業
96件
AI/ML公開求人 合計
(件数公表の8社分)
2026.6
調査時点
企業別 AI/ML公開求人数(公式採用ページ集計)
| 企業 | AI/ML求人 | 全公開求人 | 出典確認日 |
|---|---|---|---|
| サイバーエージェント | 36件 | 401件 | 2026年6月12日 |
| Amazon Japan | 25件 | — | 2026年7月4日 |
| DeNA | 12件 | — | 2026年6月12日 |
| メルカリ | 8件 | 131件 | 2026年7月4日 |
| リクルート | 6件 | — | 2026年6月12日 |
| ソニー(Sony AI) | 5件 | — | 2026年7月4日 |
| PKSHA Technology | 3件 | 90件 | 2026年6月12日 |
| ZOZO | 1件 | 16件 | 2026年7月4日 |
| Google 日本 | 件数非公表 | — | 2026年6月18日 |
| NTTデータ | 件数非公表 | — | 2026年6月18日 |
| LINEヤフー | 件数非公表 | — | 2026年6月18日 |
| Preferred Networks | 件数非公表 | — | 2026年6月18日 |
| ソフトバンク | 件数非公表 | — | 2026年6月21日 |
| 楽天グループ | 件数非公表 | — | 2026年6月21日 |
| 富士通 | 件数非公表 | — | 2026年6月21日 |
| 日立製作所 | 件数非公表 | — | 2026年6月21日 |
| Sansan | 件数非公表 | — | 2026年6月21日 |
| NEC | 件数非公表 | — | 2026年6月21日 |
| KDDI | 件数非公表 | — | 2026年6月21日 |
| マネーフォワード | 件数非公表 | — | 2026年6月21日 |
| freee | 件数非公表 | — | 2026年6月21日 |
| エクサウィザーズ | 件数非公表 | — | 2026年6月21日 |
| 野村総合研究所(NRI) | 件数非公表 | — | 2026年6月22日 |
| NTT(日本電信電話) | 件数非公表 | — | 2026年6月22日 |
| パナソニック | 件数非公表 | — | 2026年6月22日 |
| トヨタ自動車 | 件数非公表 | — | 2026年6月22日 |
| キーエンス | 件数非公表 | — | 2026年7月16日 |
| デンソー | 件数非公表 | — | 2026年7月16日 |
| MIXI(ミクシィ) | 件数非公表 | — | 2026年7月16日 |
| HEROZ | 件数非公表 | — | 2026年7月16日 |
| エムスリー | 件数非公表 | — | 2026年7月16日 |
| さくらインターネット | 件数非公表 | — | 2026年7月16日 |
| オプティム | 件数非公表 | — | 2026年7月16日 |
| ヘッドウォータース | 件数非公表 | — | 2026年7月16日 |
| ABEJA | 件数非公表 | — | 2026年7月16日 |
読み取れる傾向
- 1.生成AI・LLM専門の求人が各社で独立して立っており(メルカリ「AI/LLM」部署、AWS「Generative AI Innovation Center」など)、採用の重心が生成AI領域に移っています。
- 2.外資(Google日本のML該当5件)は募集数が絞られ高倍率である一方、事業会社(サイバーエージェント36件、Amazon27件)はドメイン別に幅広く募集しています。
- 3.研究開発職(PFNのPLaMo/MN-Core、CAのAI Lab、AmazonのApplied Scientist)と事業実装職(メルカリのSearch ML/Credit MLなど)で求められる経験が分かれます。
- 4.公式求人票に年収を明記する企業(PKSHA: 600〜1,400万円)と非公表の企業があり、年収レンジは面談で提示される形が主流です。
企業別の注記
サイバーエージェント
- ・グループ全体の公開求人401件のうち、機械学習・DS・リサーチ関連は36件ヒット(一部インターン・AI関連営業職含む)
- ・AI Labは学術研究職(JST/学振クロスアポイントメント枠あり)を常時募集する数少ない事業会社
- ・広告(極予測)・メディア(ABEMA)・ゲーム(SGE)と適用ドメインが幅広い
Amazon Japan
- ・25件はamazon.jobsの「machine learning」検索ヒット数(勤務地Japan)。営業・設備系の非AI職も含み、コアAI/ML技術職は約6件(2026年7月4日確認)
DeNA
- ・データ・AI職種グループの公開求人は12件。LLM・AIエージェント(Devin)関連の職種が中心
- ・新卒AIスペシャリスト職は標準年収600万〜1,000万円と公式募集要項に明記
- ・技術職以外もAI戦略投資・AIリクルーター等、全社的にAI関連採用を展開
メルカリ
- ・AI/ML 8件の内訳はコアML/LLM系5件+データサイエンス/リサーチ系3件(2026年7月4日 公式ATS APIで確認)
リクルート
- ・データ系キャリア採用は6職種(シニア層中心の採用構成)
- ・データ推進室は約300名体制と公式特設ページに記載
- ・公式求人記載の環境: Python/SQL/Hive/Spark、BigQuery(Google Cloud)・AWS
ソニー(Sony AI)
- ・2026年7月4日時点でSony Research(東京)の公開ポジション5件はすべてリサーチインターン。正社員研究職はこの採用ボードには掲載なし
PKSHA Technology
- ・アルゴリズムエンジニアの公式求人票に年収600万〜1,400万円と明記(基本給+賞与年2回)
- ・勤務地は本郷(東京都文京区)、リモートと出社のハイブリッド
- ・Kaggle Grandmasterや博士号保持者が在籍するチーム構成と公式に記載
ZOZO
- ・2026年7月4日時点の公開16件中、明確なAI/ML職は1件。6月に掲載されていたZOZO研究所リサーチサイエンティスト・推薦MLエンジニア等の募集は現在掲載なし(採用状況は変動します)
Google 日本
- ・職種名は公式Google Careersの東京勤務AI/ML系ポジションを実掲載URLで確認。
- ・Google Cloudの生成AI/ML関連が中心。
- ・求人件数は検索結果がJS描画のため非公開(推測値は掲載せず)。
NTTデータ
- ・職種名は公式キャリア採用サイトの各求人詳細で確認した実在の掲載名。
- ・生成AI・AIエージェント・データサイエンティスト系を幅広く募集。
- ・求人件数は一覧がJS描画のため非公開(推測値は掲載せず)。
LINEヤフー
- ・各職種は公式の個別求人ページで実在確認。
- ・生成AI・検索・コマース・データ基盤など幅広い領域で機械学習エンジニアを募集。
- ・求人件数は一覧がJS描画のため非公開(推測値は掲載せず)。
Preferred Networks
- ・公式採用はTalentioに集約。
- ・AI半導体(MN-Core)・生成AI基盤モデル(PLaMo/LLM)・機械学習プラットフォーム等の領域で募集。
- ・求人件数は一覧がJS描画のため非公開(推測値は掲載せず)。
ソフトバンク
- ・子会社SB Intuitionsが国産LLM「Sarashina」を開発、通信向け生成AI基盤「Large Telecom Model」を推進。
- ・NVIDIA GB200を用いた自社AI計算基盤を整備。
- ・平均849万円は有報の全社平均で、AI職の個別年収・求人件数は公開されていないため推測値は掲載していません。
楽天グループ
- ・全社AI基盤「RAKUTEN AI PLATFORM」、自社LLM「Rakuten AI 3.0」(約7000億パラメータMoE・Apache2.0公開)を開発。
- ・研究は楽天技術研究所(RIT・東京/シンガポール/ボストン等6拠点)が担当。
- ・平均850万円は有報の全社平均(提出会社)で、AI職の個別年収・求人件数は非公開のため推測値は載せていません。
富士通
- ・AIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」、日本語LLM「Takane」、Kozuchi Enterprise AI Factory(2026年提供開始)を展開。
- ・研究はFujitsu Researchが担当。
- ・技術スタックの公式明記が限定的なため未確認部分は記載せず、平均929万円も有報の全社平均で個別職の年収・件数は非公開です。
日立製作所
- ・研究開発グループのLumada Data Science Lab.がAI/ML基盤研究、2023年設立の生成AIセンター(数百人規模・2024年公表)が全社横断で生成AI推進。
- ・IT×OTの強みとLumadaの蓄積を組み合わせる戦略。
- ・平均961万円は有報の全社平均で、AI職の個別年収・求人件数は非公開のため推測値は載せていません。
Sansan
- ・技術本部 研究開発部門が名刺データ化のコア技術(OCR/画像/NLP/ML)を担当、Sansan Labsで全社横断データ基盤に取り組む。
- ・公開技術スタックはAWS SageMaker・自社OCR等で、言語/MLフレームワークの公式明記は限定的。
- ・平均780万円は有報の全社平均で、AI職の個別年収・求人件数は非公開のため推測値は載せていません。
NEC
- ・AI技術ブランド「NEC the WISE」、顔認証NeoFace(NIST世界No.1精度)、独自LLM「cotomi」(cotomi v2発表)を展開。
- ・生体認証・映像解析・生成AIに注力。
- ・平均963万円は有報(2025年3月期)の全社平均で、AI職の個別年収・求人件数は非公開のため推測値は載せていません。
KDDI
- ・経営戦略本部にData&AIセンターを設置、生成AIのELYZA(東大松尾研発)を2024年4月連結子会社化(出資43.4%)。
- ・Azure OpenAI Service等で生成AI活用を推進。
- ・平均1,018万円は有報の全社平均で、AI職の個別年収・求人件数は非公開のため推測値は載せていません。
マネーフォワード
- ・2025年4月にAI戦略「Money Forward AI Vision 2025」を発表、AIエージェント/プラットフォームを展開。
- ・データ戦略室・CTO室AI推進部・Money Forward Lab等のデータ&AI組織を擁する。
- ・平均711万円は有報(2024年11月期・単体)の全社平均で、AI職の個別年収・求人件数は非公開のため推測値は載せていません。
freee
- ・2026年1月にCAIO組織を新設しAI Platform Engineeringチームを立ち上げ全社をAIネイティブ化。
- ・AIラボがOCR・自動記帳・異常検知等のML製品、プロダクト面でAIエージェント「freee AI」を開発。
- ・平均688万円は有報(2025年6月期)の全社平均で、AI職の個別年収・求人件数は非公開のため推測値は載せていません。
エクサウィザーズ
- ・AI専業の東証グロース上場。生成AIプラットフォーム「exaBase 生成AI」「exaBase Studio」を展開しAIエージェント開発に注力。
- ・介護・HR・医療画像診断・産業機械など産業横断のAIソリューションを提供。
- ・平均812万円は有報由来(対象決算期は出典間で幅あり)の全社平均で、AI職の個別年収・求人件数は非公開のため推測値は載せていません。
野村総合研究所(NRI)
- ・AIソリューション推進・AI戦略コンサルティング部門を擁し生成AI活用支援『AI共創モデル』を提供。
- ・クラウド/LLM基盤としてAzure/AWS/Google Cloud/Anthropic等と連携。
- ・平均1,322万円は有報の全社平均で、AI職の個別年収・求人件数は非公開のため推測値は載せていません。
NTT(日本電信電話)
- ・NTT研究所が機械学習・NLP・音声認識等を研究、国産LLM『tsuzumi』(2023発表/tsuzumi 2を2025年10月発表)を開発。
- ・光ベース次世代基盤IOWN構想も推進。NTTデータ(別法人)とは別。
- ・平均1,056万円は有報(提出会社単体)の全社平均で、研究職の個別年収・求人件数は非公開のため推測値は載せていません。
パナソニック
- ・パナソニック コネクトが生成AI『ConnectAI』を全社展開(2025年に約44.8万時間削減)。
- ・PHD技術部門がAI・データ分析研究、グループ横断で『くらしAI』を推進。
- ・平均956万円は有報(2025年3月期・PHD単体)の全社平均で、AI職の個別年収・求人件数は非公開のため推測値は載せていません。
トヨタ自動車
- ・車載AI/コネクテッドや自動運転基盤Areneをグループで推進。
- ・自動運転・Arene・Enterprise AI等の中核開発は完全子会社Woven by Toyota(旧Woven Planet)が担当。
- ・平均983万円は有報(提出会社単体)の全社平均で、AI職の個別年収・求人件数は非公開のため推測値は載せていません。
キーエンス
- ・平均2,039万円は有価証券報告書(2025年3月期・単体2,614人)の全社平均。4年連続で2,000万円超。
- ・AIと従来の画像処理を組み合わせた外観検査(LumiTrax)を自社開発。
- ・全社平均のため、AI職個別の年収・求人件数は非公開で推測値は掲載していません。
デンソー
- ・平均863万円は有価証券報告書(2025年3月期・単体43,781人)の全社平均で製造・多職種を含む。
- ・2025年度までに約4,000人のソフトウェア人財シフト、AI向け車載半導体やSDVに注力。
- ・全社平均のため、AI・ソフト職個別の年収は変動し、推測値は掲載していません。
MIXI(ミクシィ)
- ・平均約792万円は有価証券報告書(2025年3月期・単体1,259人)の全社平均。
- ・開発本部AIエンジニアがモンスト推薦・みてね顔検出・TIPSTAR予測AI等を各事業に実装。
- ・全社平均のため、AI職個別の年収・求人件数は推測値を掲載していません。
HEROZ
- ・平均約776万円は有価証券報告書(2025年4月期・単体97人)の全社平均。東証スタンダード上場。
- ・将棋AI由来のディープラーニング・強化学習と独自GPU基盤HEROZ Kishinが強み。
- ・AI専業のため全社平均もAI職に近いが、個別年収は経験により変動し推測値は掲載していません。
エムスリー
- ・平均約931万円は有価証券報告書(2025年3月期)の提出会社(単体704人・平均34.7歳)の全社平均。賞与・ライフプラン支援金含む。
- ・連結従業員は15,360人で単体との乖離が大きく、単体平均をグループ全体の年収とみなすのは不適切(連結ベースの平均給与は有報に記載なし)。
- ・AI搭載電子カルテ『エムスリーデジカル』・AIチームの機械学習エンジンなど医療AIが強み。
さくらインターネット
- ・平均約741万円は有価証券報告書(2026年3月期・単体934人・平均40.3歳)の全社平均。前期比+5.8%。
- ・生成AI向けGPUクラウド『高火力』シリーズ・特定重要物資採択の大規模GPU基盤が強み。
- ・AI応用よりGPU/クラウドインフラ基盤の比重が大きい。
オプティム
- ・平均約606万円は有価証券報告書(2025年3月期・単体391人・平均33.2歳)の全社平均。賞与・基準外賃金含む。
- ・AI画像解析OPTiM AI Camera・AI-OCR(OPTiM Contract/電子帳簿保存)・スマート農業が強み。
- ・公式採用で独立した『AI・機械学習エンジニア』職種の明示は限定的なため、AI職名の断定は避けている。
ヘッドウォータース
- ・平均約559万円は有価証券報告書(2025年12月期・単体161人・平均35.2歳)の全社平均。賞与・基準外賃金含む。
- ・生成AI SyncLect Generative AI・車載エッジAI・マルチモーダルAIが強み。
- ・まとめサイトの440/449万円は不採用(有報の公式値558.8万円を採用)。
ABEJA
- ・平均約953万円は有価証券報告書(2025年8月期・単体133人・平均36.7歳)の全社平均。子会社なし=非連結のため単体=全社。
- ・独自基盤ABEJA Platform・NEDO GENIAC採択の生成AI/LLM・Embodied AIが強み。
- ・AI専業のため全社平均もAI職に近いが、個別年収は経験により変動し推測値は掲載していない。
調査方法
各社の公式採用サイト・採用システム(HRMOS / HERP / workable / 公式求人ページ等)から、「machine learning / 機械学習 / データサイエンティスト / AI」に該当する公開求人を2026年6月に直接集計しました。職種名は実際の募集タイトルを採用しています。
採用システムの仕様上、求人件数を機械的に取得できなかった企業(NTTデータ・PFN)は件数を「非公表」とし、推測値は掲載していません。各社の事実は公式情報のみを出典としています。